小原聡将選手レースレポート!(USプロツアーで、アジア人初優勝!)

Posted on 7月 13, 2016 in News, レース

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USA Pro Watercross National Tour Rd.4

 

開催日:6/25.26

開催場所:St.George Utah USA

出場クラス:Pro Ski GP

使用マシン:

 Pro Watercraft Racing製

 ProForce(カワサキ製2st 1100ccエンジン搭載)

 

 結果:

 Moto1:1位

 Moto2:5位(トップフィニッシュしたが、ペナルティーを受け5位へ降格)

 Moto3:1位

総合:優勝

 

 

 

 今回の渡米は、10月にアメリカで行われるワールドファイナルにおいて、サポートしていただけるニューマシンのテストを目的としておりました。また、そのテスト期間中にユタ州にてUSナショナルツアーが開催されることを知り、一種のテスト及び練習も兼ねて参戦をする運びとなりました。このツアー戦は賞金が出ることもあり、Pro Ski GPにはダスティン・モツリスやクリス・マックルゲージを始め、沢山の強豪達が参戦を致しております。そのため、このUSナショナルツアーに参戦し、そして結果を残すことができれば、ワールドファイナルでのワールドチャンピオンへと繋がる良いステップであると考えておりました。

 

 

 Moto1ではこのツアー戦独特のスタート方法に戸惑い、少し遅れ気味でのスタートとなりました。それでもマシンの速さに助けられ、チョイスコースの選択の時点で3位を走行してました。前2艇がアウトコースを選択したため私はインコースを選び、合流では1艇抜き2位へ浮上しました。暫くは1位を追いかけ続ける展開でしたが、5周目を過ぎたあたりから周回遅れが混ざり始め、そこで追い抜くチャンスが訪れました。バックストレートで1位の選手が周回遅れに進路を阻まれ減速をした隙に一気に追いつき、バックストレートエンドで並びかけました。チョイスコースでは1位艇とは逆のインコースを選び、合流で追い抜くことができました。その後は2位以降の選手を徐々にリードしていく展開となり、そのまま1位でのゴールとなりました。

 

 Moto2はポールポジションでのスタートとなりました。1度目のスタートではフライングをした選手がいたため再スタートとなり、2度目のスタートではホールショットを獲得することができました。その後は自分のペースを保ちつつも徐々にリードをしていき2位の選手と35秒もの差をつけてトップフニッシュとなりました。しかし、最終ラップにインコースを選択した際にミスブイをしてしまい、イレイザーブイを回ることができず1周減のペナルティを受けてのゴールとなりました。ただし、ゴール時に既に5位の選手までラップしていたため、ペナルティを受けても5位という順位で終えることができました。

 

 Moto3は1ブイを2位で通過し、チョイスコースでは1位の選手がアウトを選んだため私はインに向かいました。合流では先にブイを曲がることができ、2周目のホームストレートを1位で通過しました。それからはこれまでのヒートと同じように逃げ切るレース展開となり、最終的には4位の選手までラップし、3位の選手を目前に、また2位の選手と45秒近くもの差をつけてトップフィニッシュを致しました。

 

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   レースを終えての感想

 今回のレースは様々なテストを目的に臨んだため、結果にあまり拘らずデーター取りを最優先事項に走りました。そのため、今回の結果には私自身がとても驚いているとともに、最高なマシンを私は手にできたのだと実感しました。また、レースまでの約1週間はレースを想定しての操安性を徹底して向上し、そのため最終ラップまでペースが下がらず走り続けることができました。今回のようなリードを作れたのも、このとても安定した操安性によるものだと思います。

 今回のマシンのパッケージは最大限のパワーを100%としたら60%ほどであり、10月のワールドファイナルまでには新型ハル、ストローカーエンジン、電気のタイミングアップ等々、さらにマシンが速くなる予定です。レース後の様々なデーターを元に、今年のワールドファイナルは、マシンの仕上がり目標を80%に設定しました。

 乗り手としても最大限のパフォーマンスをワールドファイナルで発揮できるよう、しっかりとトレーニングを行ない、新しいマシンとともにワールドチャンピオンを目指して精進して参りたいと思います。

今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願い致します。

 

 

 #220 KMG Racing with Proforce

Toshi “SAMURAI” Ohara