小原聡将選手レースレポート!(タイでナショナルチャンピオン獲得!)

Posted on 8月 3, 2017 in News, レース

image003

 

TJSBA G-SHOCK JETSKI PRO TOUR Rd.Final

 

開催日:7/15-16

開催場所:タイ チュムポーン

参戦クラス:

Pro Ski GP

Pro Ski Stock

 

使用マシン

Pro Ski GP: KAWASAKI製 SX-R

Pro Ski Stock: YAMAHA製 Super Jet

 

結果

Pro Ski GP

Moto1:2位

Moto2:3位

Moto3:DNS(スタート直前にマシンのエンジンがかからなくなったため)

Moto4:悪天候により中止

総合:8位

タイナショナルランキング:2位

 

Pro Ski Stock

Moto1:1位

Moto2: 悪天候により中止

総合:優勝

タイナショナルランキング:シリーズチャンピオン

 

 

 

 3月から始まり全4戦での開催となったタイナショナルツアーもとうとう最終戦を迎えました。第4戦のレース会場となったチュムポーンと呼ばれる町はバンコクから飛行機で南に30-40分ほど移動した場所に位置し、第3戦に引き続きレースは海で行われました。しかし第3戦のように海面が荒れるようなことは無く、島やテトラポッドに囲まれた湾であったため強風が吹いてもそれによって波が遮られ波が全く立たないレースコースとなっていました。

 また、今回のPro Ski GPではこれまでの3戦で連続優勝を果たしてきたPro Watercraft Racing製のPro Forceを使用できず、他のチームから貸して頂いた川崎重工業製のエンジンの改造が施されていないストックSX-Rでの参戦となってしまいました。その理由としては、Moto#1のスタートラインに向かう直前にPro Forceのエキゾーストマニホールド下のウォーターラインに亀裂が入り冷却水がエンジンルーム内に漏れ出したことで突如マシン変更を余儀なくされ、Moto#1終了後からMoto#2までにはその修理が完了しマシンチェンジの申請を行うも、大会主催者側からそれを許可してもらえなかったためです。IJSBAルールにおけるマシンチェンジに関するルールとしては、通常いかなる理由に関してもチェンジが可能であり、TJSBAのレースでも基本的にはIJSBAのルールを適用されている為問題がないのです。しかし今回の件に関してはタイの“ローカルルール”が私だけに働き、マシンチェンジが認められませんでした。そのアウェーの洗礼を受けましたが、Pro Forceでなくても優勝できるよう強い気持ちを持ってレースに臨みました。

 

        Pro Ski GP

Moto1

 スタートグリッドは抽選の結果よりインコースのポールポジションからでした。スタートでは抜群のタイミングでスタートゲートを飛び出したものの、ストックのSX-Rではトップスピードが周りのGPマシンと比較して遅いためホールショットは取れず、インコースの2位で合流へと向かい1周目を4位で通過しました。それからは3位の選手を追い抜くべく走っておりましたが、波の無いレースではコーナーセクションで近づいてもホームストレートやバックストレートで速いマシン達に離されてしまい、しばらくは順位が変わらず周回を重ねていきました。しかしレース中盤に2位の選手がマシントラブルでリタイアし、ラスト2周の際には1位の選手もマシントラブルでリタイアとなったため、最終ラップでは運良く2位へと浮上しました。そして最終ラップのチョイスコースでは1位の選手がアウトコースを選択したため私はインコースへと進入し、ミスなくホームストレートに戻ってきたもののタッチの差で追い抜くことはできず2位でのゴールとなりました。

 

Moto2

 スタートグリッドはアウトコースのポールポジションを選択しました。今回もトップスピードが足らずに1ブイを2位で旋回し、Moto#1同様にホームストレートを4位で通過しました。3位の選手がミスをする度に背後まで追いつくのですが無情にもストレートで離されてしまい追い抜くことが中々できず、レースが後半戦に入った頃にようやくチョイスコースの合流で追い抜くことができました。しかし3位に浮上した頃には1位と2位の選手との距離がだいぶ離されており、2位の選手にようやく追いついた頃にはゴールとなってしまいました。

 

Moto3

 悪夢のMoto#3はアウトコースのポールポジションを選択しました。しかし、前ヒートのレースが残り2周となったところでエンジンの暖気を行おうとマシンを始動させようとしたところ何もエンジンからの反応がなく、始動しない原因を探している間に私のレースのスタート合図がかかりました。即座に2ミニッツホールドを申し出てスタートを2分待ってもらい、電気系統の様々なチェックを行いましたがエンジンは掛からず、無情にもスタートができずにMoto3をノーポイントで終える結果となりました。

        Pro Ski Stock

Moto1

 スタートグリッドは抽選の結果からアウトコースのポールポジションでした。スタートではアウトコースホールショットを獲得でき、合流では2位で2周目へと向かいました。その後は1位の選手をどのタイミングで抜くか考えていた矢先に、2周目のバックストレートに入ったすぐの地点で1位の選手がマシントラブルによって失速した為すかさず追い抜き、1位へと浮上しました。それからは2位以降の選手を引き離していき、1位でゴールを果たしました。

 

image007

 

        レースを終えての感想

 全4戦を無事に終え、Pro Ski Stockクラスにて自身2度目となるタイナショナルチャンピオンを獲得でき、Pro Ski GPではMoto#3が走れなかったことでポイントを大きく落とし第4戦を8位で終えました。その為年間のトータルポイントでは2ポイント足らずにナショナルチャンピオンを逃す結果となりました。全4戦中3戦をすべてのヒートで優勝してきたにも関わらず、様々な悪条件が重なった第4戦でのたった1ヒートのせいでチャンピオンを獲得できなかったことはあまりにもショックで考えられないほどに悔しい事です。

しかし、海外戦でのアウェーの洗礼は正直良くある事で、水上ではなく陸上での力の強さが勝敗を決める事が多々あります。その為、海外で勝つ為には圧倒的な強さで勝利を勝ち取らなくてはなりません。その点で、今回のワンミスが致命的になったと言えます。反省するところはしっかり反省し、気持ちをしっかりと切り替えてこの悔しさをバネに今シーズン後半戦のレースでは全てのレースでチャンピオンを目指して走っていきたいと思います。

 次のレースは9月の16・17日に大阪府の二色の浜にて行われる、JJSF全日本選手権の最終戦とJJSBAチャンピオンシップスの第8戦を予定しております。

 また、7月後半から約一ヶ月間渡米し、レイクハバスにて今年のワールドファイナルやキングスカップ等で使用する新しいマシンの開発並びにテストを行ってきます。

今後とも変わらぬご支援、ご協力の程宜しくお願い致します。

 

 

Jetrin team by SINGHA Yamaha

#141 Toshi ”SAMURAI” Ohara