砂盃肇選手レースレポート!(キングスカップでワールドチャンピオン!)

Posted on 12月 26, 2018 in News, レース

2018 KINGS CUP レースレポート

 

12月6~9日にタイのパタヤでジェットスキーワールドカップが行われました。世界一大きい大会で賞金も大きいので毎年、王様のカップを獲りに世界各地からトップライダーが集まってきます。TeamマリンメカニックはProランナバウトGPクラスで全日本のJJSFシリーズ、アクアバイクシリーズとチャンピオンを獲り10月の中国での世界大会も2年連続で優勝して、ここで勝って本当の世界一になるという気持ちで挑みました。

 

 

 プロクラスのレースは土日で20~30分の4ヒート、パタヤは海面も荒れるので過酷なレースです。チームは4日前から会場に入りマシンのセッティングやテストを夜明けから行い、メカニックたちは夜遅くまで整備をし、自分は決勝日にベストな状態にするためにトレーニングやストレッチ体調管理をして、チーム一丸となって万全の体制で挑みました。

 

 

 土曜日、ヒート1スタート。クジ引きでグリッドは大外。前日のセッティングではエンジンも良い状態だったのでスタートさえ決まればホールショット獲れると思い感覚を研ぎ澄ませてスタート。海面も荒れていたので波をうまくさばいて大外からアウトコースのホールショット!気合で走り1周目合流トップ。荒れた海面は得意なので落ち着いて走りそのまま1位でゴール。キングスカップで初のホールショット!そして初のトップフィニッシュ!帰ってくるとみんな優勝したように喜んでくれました。しかし、後半操安が悪かったので見てみると船体にひびがあり水がかなり入っていました。2ヒート目はその日の午後の最後のヒートなので修理が間に合うか心配でしたが“間に合わせるから心配するな!”と勇気づけてくれたので次のレースの事だけを集中しました。

 

 

 ヒート2 マシンも応急処置で何とか直り、ヒート1が1位だったのでインコース1番グリッドを選びスタート。スタートは決まったのですが前年の世界チャンプに外からブロックされ、行き場がなくなり、インコースの4番手、合流8番手。他のマシンと接触しないよう、これ以上船体にダメージを与えないように落ち着いて優しく走り、少しずつペースを上げていきゴールした時は3番手でした。1日目終了時点で総合2位。チャンスはまだまだあるので船体修理、エンジン整備を入念にしてもらい最終日に挑みました。

 

 

 日曜日、午前最後のヒート3。船体も復活しエンジンにも自信があったのでチームでミーティングして大外グリッドをチョイス。海面も荒れていたので波をさばいてアウトコースのホールショット!合流2番手。総合トップのライダーが1位でしたが、後半に勝負をしようとペースを考えながら走行していると5周目でトップが落水。こうなれば余裕の走りで逃げ切りトップフィニッシュ。2位との差が25ポイントで総合1位。あとはヒート4を6位でゴールすれば優勝。トラブルさえなければキングスカップGET!!

 

 

 最終日、最終レースヒート4。無理もしないで3番くらいでゴールすればいいと思い自信のあるアウトの大外グリッドをチョイス。ギャラリーの声援で盛り上がる中、こんな大舞台なのになぜか緊張せずにドンピシャスタート。アウトコースのホールショット!合流2番手。ホームストレート入った瞬間、まさかのエンジンストップ、、、

マジか!!ここまできて!  でも、あきらめず一旦メカニックが待つピットに戻り原因を探してもらい、ハーネス系のトラブルがわかり応急処置で直して4周遅れでレースに復帰。調子は悪かったですが何があるかわからないので最後まであきらめず何とか走り切り10位でゴール。結果はクエートチームが優勝とのことでウイニングランでした。キングスカップを掴むところまで来たのに、、、レースは最後まで何があるかわからないです。今崎さんとまた来年も頑張ろう!今年1年の感謝をチームに伝えて呆然としながら表彰台に向かいました。表彰式が始まり5位、4位のライダーが呼ばれ3位にクエートの選手が呼ばれました。あれ?っと思っていると2位がゼッケン11。Championとコールがかかり特大モニターに日の丸が映りました。チームジャパンからの大声援が起こり国旗を渡され、そこで初めて実感が湧いて嬉しくてチームメイトが待つ観客席に飛び込みました。国旗を持って表彰台の真ん中に立ち、君が代をチームジャパンで大合唱、心に刺さり涙が溢れて止まりませんでした。日本人である事、素晴らしいチームでレースができた事を誇りに思いました。そして、長年の夢だったキングスカップを手に取りおもいっきり上へ掲げました。

 

 

日本一を獲った時から14年、いつかは世界一!と夢を見て頑張って念願のタイトルを獲ることができました。一生忘れられない思い出ができました。

 

 

 結果ですがクエートの選手がヒート3でミスコースをしていたのを指摘され2ポイント差で優勝することができました。

 

 

ヒート1、1位 ヒート2、3位 ヒート3、1位 ヒート4、10位

応援していただいたスポンサーの方々、恩返しすることができました。

本当にありがとうございました!

 

 

 

 

MarineMechanic #87 砂盃 肇