2015 G-Shock Jet Ski Pro Tour Rd.2 in Cha-am
開催日
4/24-26
開催場所
Cha-am, Thailand
出場クラス
Pro R/A 4-Stroke Stock
Pro R/A 800 Open
結果
Pro R/A 4-Stroke Stock
Moto#1:5位
Moto#2:4位
Moto#3:3位
Moto#4:2位
総合:4位
Pro R/A 800 Open
Moto#1:5位
Moto#2:2位
Moto#3:リタイア
Moto#4:5位
総合:4位
タイでのレースは土・日曜の2日間で行われ、初日にMoto#1とMoto#2、2日目にMoto#3とMoto#4が行われました。
1日目:午前中から風が出ていて波の出るコンディションでした。午後からは嵐が来て波が壁のように変化しました。この嵐によって周回数が減るなどの対応がされましたが、荒波によって腕の差の出るレース展開となりました。コースは、1周目はインコースが速く、2周目以降はアウトコースしか使えない展開でした。
2日目:前日ほどではありませんが風が出て、うねりのある波が出る展開となりました。初日とは違いマシントラブルを起こすマシンが続出しました。
Pro R/A 4-Stroke Stock
Moto#1はアウトの大外からのスタートでした。スタートのタイミングが自分の予想していたそれよりも速く、一瞬出遅れてのスタートでした。また、マシンがキャビテーションを起こし余計に出遅れ、アウトコースの最下位、合流では7位でした。2周目に入ってすぐに6位に上がる事ができ、それからは5位の選手を追い続けました。しかしインコースが遠くチョイスコースを使えないため中々5位の選手を抜けず、7周目に5位の選手がインコースを選んだスキをつき、どうにか8周目に5位に上がる事ができました。そして9周目にはバックストレートエンドで4位の選手に並びかけましたが、追い抜く事はできず、5位のままでのゴールとなりました。
Moto#2はインコースのインから2番目の位置からのスタートでした。今回はスタートをしっかり決めようとスターターの合図の前に早めにエンジンをかけて暖気をしようとしました。しかしエンジンがかからず、レースディレクターにエンジンが掛からないためアピールをしましたが何故かスタートを切られてしまいました。バッテリーの充電が少なくなってしまっていたせいか、なんとかエンジンをかけてスタートした時点では全員が1ブイを曲がっていた状態でした。それでも合流では5位で、2周目のバックストレートで4位の選手を追い抜く事ができ、すぐに4位に上がりました。それからは3位の選手に追いつく事ができず、4位のままでのゴールとなりました。
Moto#3のスタートはインコースの大外からでした。スタートの瞬間に一瞬波で跳ねてしまい、出遅れてインコースの3位、合流では5位で帰ってきました。4周目のホームストレートエンドで1艇抜き4位に上がりました。また、6周目にマシントラブルで徐行している選手がいた為、追い抜いて3位に浮上しました。その後は順位が変わらず、3位でのゴールとなりました。
Moto#4はインコースの2番目からのスタートでした。インコースで2位につけ、合流では4位でした。3周目に1度3位に浮上しますが、バックストレートエンドで抜き返されてしまい、再度4位に落ちてしまいました。しかし6周目にまた抜き返して3位に上がり、次の週に2位の選手を合流で追い抜き、2位に浮上しました。それからは離されていた1位の選手に追いつきましたが、追い抜くことはできず2位でのゴールとなりました。
Pro R/A 800 Open
Moto#1はインコースの3番目の位置からのスタートでした。スタートのタイミングは良かったのですが、1ブイを曲がった時は4位で合流では7位でした。3周目の合流で6位に上がり、6周目にミスブイをした5位の選手を抜いて5位まで上がりました。それからは4位の選手を追い続けまいしたが追い抜くことはできず、5位でのゴールとなりました。
Moto#2はインコースの大外からのスタートでした。スタートの瞬間に来た壁のような波を飛んでしまったせいで他の選手より一瞬出遅れてしまい、インコースの4位、合流でも4位でした。4周目に3位の選手の一瞬のミスを突き、3位に浮上しました。また、6周目にトップを走っていた選手がマシントラブルで止まったため、2位に上がりました。その後は1位に追いつくことができず、2位でのゴールとなりました。
Moto#3はインコースの2番目からのスタートでした。しかしスタートして直後、エンジンがどんどん吹け上がらなくなり、それと同時に排気が白くなって、エンジンブローを起こしていることが分かりました。その為1周してすぐにエンジンを止めてリタイアをしました。エンジンブローの原因はピストンに穴が空いたことが考えられ、その場での修理が不可能となりました。
Moto#4はバックアップ艇のSparkのストック艇に乗り換えてレースを走りました。スタートからどんどん他の選手に置いていかれてしまい、それでもアクセルをほとんど緩めずに最後まで走りきり5位でのゴールとなりました。
レースを終えての感想
今回のレースは嵐が来たことによって海面が荒れ、沢山の怪我人が続出しましたが、その中でも怪我なく無事にレースを終えることができ良かったと思います。
Pro R/A StockクラスはやはりYAMAHAのFZRがぶっちぎりの速さで、自分が乗っていたシードゥーのRXP-Xではもう勝ち目が無いと思いました。YAMAHAの前に出れれば抜かれる心配はありませんが、同じタイミングでスタートをしても、1ブイまでに1艇身ほど離されてしまう為どうしようも無いと言うのが正直な感想です。しかし、どんな理由であれ表彰台にのぼることができず、とても悔しいです。
Pro R/A 800 Openクラスは、今回のレースで初めてSparkターボを投入し、テスト走行も兼ねていた為、リタイアになってしまうことも想定していました。しかし今回のレースの状況から、Moto#4まできっちりと最後まで走り切れれば優勝も狙える事が分かったため、次のレースに繋がるものであったと思います。
次のレースは5月に行われる全日本選手権の第2、3戦です。開幕戦では思うような結果が残せなかったため、今回は優勝できるように頑張りたいと思います。また、6月に行われるタイでの第3戦にはマシンの仕上がり次第で参戦を考えています。そして、全力でリベンジを果たしたいと思っております。
今後ともご支援、ご協力の程宜しくお願い致します。
Freedom Jet Ski Team
Toshi “SAMURAI” Ohara