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TJSBA G-SHOCK JETSKI PRO TOUR Rd.2

 

開催日: 4/29・30

開催場所:タイ アユタヤ

参戦クラス:

Pro Ski GP

Pro Ski 2-Stroke Stock

使用マシン:

Pro Ski GP: Pro Watercraft Racing製 Pro Force

Pro Ski 2-Stroke Stock: ヤマハ製 Super Jet

 

結果:

 Pro Ski GP

Moto#1:1位

Moto#2:1位

Moto#3:1位

Moto#4:1位

総合:優勝

 

Pro Ski 2-Stroke Stock

Moto#1:1位

Moto#2:1位

総合:優勝

 

 

 タイナショナルツアーの第2戦は戦前にタイの首都とされていたアユタヤで行われました。レース会場は昨年の開幕戦の時と同じ沼の会場であり、タイツアーの中でも最もコースレイアウトがタイトな設計となっています。今大会に向けてのマシンの仕上がりは大変良く、その理由としてはPro Forceの製作者であるクリス・ハゲスト氏がアメリカから遠路遥々タイまで私のマシンのテストを行うために来て下さったからです。そのため大会の3日前からマシンのテストを始め、レース当日までには完成度の高いマシンでしっかりと乗り込むことができました。

        Pro Ski GP

 Moto#1のスタートグリッドは抽選により、アウトコースの内側から2番目の場所でした。スタートではアウトコースのホールショットを獲得でき合流のホームストレートではインコースからの選手を先行することができ、1位で2周目を迎えました。その後はマシンに助けられ2位以下の選手を毎周引き離していき、1位でチェッカーフラッグを受けました。

 Moto#2はインコースのポールポジションからスタートしました。スタートを抜群のタイミングで飛び出すことができたもののホールショットは獲れず、インコースの2位で合流へと向かいました。ホームストレートを2位で通過することができその後は1位の選手を追いかける展開となりました。レース中盤まではコースがタイトなため追い抜く場所がほとんど無く、1位の選手にプレッシャーを与え続けることしかできませんでしたが、レース後半に入り1位の選手の走りに疲れが見えたことでさらにプッシュを続け、8周目のホームストレートエンドのコーナーにて外からアクセルを握って捲り、1位に浮上することができました。それからはポジションをキープし1位でゴールとなりました。

 Moto#3はアウトコースのポールポジションからスタートしました。今回はホールショッットを獲ることができ、合流も1位でホームストレートを通過することができました。それからの展開はMoto#1と同様で、徐々に2位以降との差を広げていき1位でゴールすることができました。

 Moto#4もアウトコースのポールポジションからスタートしました。しっかりとホールショットを獲得でき、2周目を1位で迎えることができました。その後はミスなく走り、2位と半周以上の差をつけてゴールでき、全てのMotoでトップフィニッシュしての総合優勝となりました。

 

        Pro Ski 2-Stroke Stock

 2ストロークストックのMoto#1はインコースのポールポジションからスタートしました。スタートは良くインコースのホールショットを獲得でき、合流のホームストレートもアウトコースからの選手を先行し1位で通過することができました。それからは順位を落とさずに走りきり、1位でゴールすることができました。

 Moto#2はアウトコースのポールポジションからのスタートでした。今回もアウトコースでのホールショットを獲ることができ、2周目を1位で迎えられました。その後はMoto#1の時と同様の展開に持ち込むことができ、逃げ切ってのトップフィニッシュを果たしました。

 

 

        レースを終えての感想

 まずは今大会も怪我無く安全に終えることができ嬉しく思います。また、これまではレース中盤からの追い上げがメインだったSki GPクラスでは、今大会は4回中3回のホールショットを獲得でき、さらに全てのレースでトップフィニッシュできたことはクリス・ハゲスト氏のお力添えの成果が大きく大変感謝しております。6月に行われる第3戦はこれまでの2戦と異なりレース会場が海となりますが、再度クリス氏がタイに来て下さることが決まりましたので次回のレース前にはマシンの仕様をしっかりと変更してレースに望むことができます。第3戦も気を緩めず走り、今シーズンのダブルシリーズチャンピオンへと王手をかけたいと思います。

 次のレースは5月の20・21日に愛知県の蒲郡にて行われる、全日本選手権の第2・3戦です。開幕戦においてJJSFは2位、aquabikeは5位とまずまずの出だしであったため、シリーズランキングを上位に保つためにも次のレースは大事な2戦だと考えています。レースまでにはマシンのテストを重ねてセッティングを煮詰めていき、優勝を目指して精進して参ります。

 今後ともご支援、ご協力のほど宜しくお願い致します。

 

 

 

Jetrin Team Shingha YAMAHA

#141 Toshi “SAMURAI” Ohara