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TJSBA G-SHOCK JETSKI PRO TOUR Rd.3

 

開催日:6/3-4

開催場所:タイ プラチュアップ・キーリーカン

参戦クラス:

Pro Ski GP

Pro Ski 2-Stroke Stock

 

使用マシン:

Pro-Am Ski GP: Pro Watercraft Racing製 Pro Force

Pro-Am Ski 2-Stroke Stock: YAMAHA製 Super Jet

 

結果:

Pro-Am Ski GP

Moto#1:1位

Moto#2:1位

Moto#3:1位

Moto#4:1位

総合:優勝

 

Pro-Am Ski 2-Stroke Stock

Moto#1:1位

Moto#2:1位

総合:優勝

 

 

 タイナショナルツアーの第3戦はプラチュアップ・キーリーカンと呼ばれる、バンコクから南に車で4時間ほどの距離に位置する地域で行われました。今大会会場は海で行われ、浜辺が遠浅であったことから通常の海のレースとは異なり、ホームストレートで“うねり”のあるコースとなっていました。また沖から強い風が吹きやすく、コース内に堀の深い波があらゆる場所で存在していたことから、ライダーの技量が最もレース結果に左右される大会でありました。そのためレース前日の練習走行では波の中でも安定して走れるマシン作りを徹底して行い、マシンのスピードよりも操安性を重視したセットアップで翌日以降のレースへと臨みました。

 

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        Pro Ski GP

 Moto#1のスタートグリッドは抽選の結果からインコースとなりました。スタートでは波によって高く飛ぼうとするマシンをアクセルコントロールで抑えつつ出来るだけ早く1ブイへと向かい、インコースのホールショットを取ることができました。合流も1位で通過でき、2周目へと向かっていきました。その後は2位以降の選手との差を徐々に離していき、Moto#1をトップフィニッシュすることが出来ました。

 

 

 

 Moto#2はインコースのポールポジションからスタートしました。今回もインコースのホールショットを獲得でき、1位で2周目を迎えることができました。午前中よりも風が強く吹いていたことで海面のコンディションはとても悪く、1周の走行距離がとても長く感じるほどでした。それでもマシンの性能の高さに助けられ1度もミスなく走りきることができ、1位でゴールすることができました。

 Moto#3はアウトコースのポールポジションからスタートしました。スタートでは若干出遅れてしまい、尚且つ1ブイに向かう途中に深く掘れた波に刺さってしまったことで転倒してしまい、最後尾から追い上げる展開となりました。幸い荒れた水面によりほとんどの選手の速度が上がっていなかったため追い上げやすく、1周目のホームストレートまでに2艇を抜き、バックストレートへ向かうスラロームセクションでも2艇、チョイスコースを使用してさらに1艇抜くことができ、2周目を終える頃には2位へと順位を上げていました。また、3周目のチョイスコースでは1位の選手を追い抜くことができたため、レース中盤には1位に上がることができました。そしてそのまま最終ラップまで走り抜け、1位でゴールすることができました。

 Moto#4はインコースのポールポジションからスタートしました。最終レースでもホールショットを獲得でき、Moto#1やMoto#2と同様の展開でレースを終え、第3戦においても総合優勝を果たすことができました。

 

 

        Pro Ski 2-Stroke Stock

 Moto#1は抽選の結果インコースからのスタートでした。タイミングよくスタートでき、波をしっかりとパスして行けたことでホールショットを獲ることができました。合流も1位で通過でき、その後は1度も順位の変動無くトップフィニッシュを果たすことができました。

 Moto#2はアウトコースのポールポジションでスタートしました。スタートはアウトコースでもホールショットを獲得でき、合流ではインコースからのトップ艇と並ぶようにして通過しましたがホームストレートエンドで追い抜くことができ、2周目を1位で迎えました。それからは2位の選手とのリードを広げていくことができ、1位でゴールすることができました。

 

 

        レースを終えての感想

 第3戦も開幕戦、第2戦同様に2クラス共総合優勝を果たすことができ、来月に行われる最終戦に向け最もシリーズチャンピオンに近づくことができました。また、今回のレースは海で行われたこともあり、12月に行われるKing’s Cupに向けてのマシンテストもしっかりと行え、沢山のデータを得ることができました。これらのデータは今後のレースにおいてとても有用なデータであると考えられ、今大会においては様々な収穫を得ることができたと考えております。これらの結果を残すことができたのも一重にスポンサーの皆様のご支援によるものだと大変感謝しております。ありがとうございました。

 次のレースは今週末の6月10・11日に行われるJJSBAチャンピオンシップスの猪苗代大会です。土日の2戦とも優勝し、こちらのシリーズ戦でもシリーズチャンピオンに近付けるよう、しっかりと気を引き締めて臨みたいと思います。

 今後とも変わらぬご支援・ご協力の程宜しくお願い致します。

 

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Jetrin Team by SINGHA Yamaha

#141 Toshi “SAMURAI” Ohara