MOTORBOAT CHINA OPEN 2016
2016年、国内よりも先に最初のレース、
中国は深センで行われた
“Xblueme Cup Motorboat China Open”と言う大会に行ってきました。
3/11
今回は現地でマシンの調整をしている最中にトラブルがあり
自分のマシンでは走れませんでした。
このまま何もしないで帰るのも勿体ないので
耐久レースに出場する石川さんからノーマルの
KAWASAKI ULTRA300を借りてレースに出る事にしました。
取り合えずそのマシンを借りてプラランです。
乗り慣れてないし乗り方も良く分からないまま
2番手の位置からどさくさにまぎれてプラランスタート。
先頭のH5、KASZAはやっぱりあっという間に離れて行きます。
たぶんGPマシンと比べるとトップスピードが30Km位違いますが,
バックストレートは少しうねりが有るので,
きっちり握っていればそこそこついて行けそうでした。
自分の後ろにはブッシェルが居ましたが、
バックストレートはそんなに変わらないような気がしました。
でもコーナーの速さが全然違うので、
選択で3周目に抜かれそのまま3番手で4周のプラランが終了しました。
3/12
午前中の最後に自分達の予選がありました。
まずはランナバウトからで、
予選は2つのグループに別れ9台ずつで計18台
=予選落ちは無くグリッド決め的な感じでした。
スタートに関しては、
海外のグダグダな感じのスタートは場慣れしているので、
割と自信があり自分的には行けると思っていました。
一通りマシンが並びグダグダな感じの中にも割と緊張感があり、
いつスタートするか分からない雰囲気にみんなピリピリしていました。
スタートラインも無くラバーも無い本当に適当な感じのスタート。
スターターが旗を揚げ、笛を吹いた時,前を向いていなければアウトです。
そのタイミングに自分は見事に合わせドンピシャでスタートを切りました。
横を見ると1位でしたがやはりGPマシンは速く、
あっという間に抜かれて行きました。
一番イン側を抑えていたので運良く
インコースの2番だったのですが2ブイでスピンしてしまい、
合流6番手でホームストレートを通過しました。
しかも自分の前にいるのはGPマシンなので
あっという間にみんな見えなくなりました。
後はいかに抜かれずこの順位をキープ出来るか?が勝負です。
と言ってもやはりトップスピードが違い過ぎて
ホームストレートエンドで抜かれてしまいましたが、
上位のマシントラブルもあり結果は6位でした。
3/13
MOTO1
スタートはローリングスタートで1列目に4台、2列目に6台、
3列目にそれ以降と言う何故か3列に分かれてのスタート。
自分は予選の結果が11番目だったので3列目からのスタートでした。
でもノーマル艇で3列目からスタートして
GPマシンを後ろから抜いて行くのはまず不可能です。
ここはどさくさに紛れて少しでも前のラインから行く必要がありました。
いざスタートになると最前列に4台並んでいるのは見えたのですが、
それ以外はバラバラでどこが2列目のラインかも分からなかったので、
そのまま1列目の1番イン側に居た砂盃さんの後ろに付けそのままスタート。
作戦が功を奏して1ブイを5位で通過。
そのままインベタを握りっぱなしで行き、
大外から来たマシンより2ブイ、3ブイを小さく回り4位に浮上、
選択も抜かれずに行け4位でホームストレートを通過出来ました。
でもやっぱり今回のコースは大きくストレートも長いので
どうしてもホームストレートエンドで抜かれてしまい5位に。
2周目、3周目もストレートエンドで外からかぶされるも
何とか阻止し5位をキープするも
6周目のホームストレートエンドで抜かれ6位に、
7周目にはまたまたホームストレートエンドで
昨年のブッシェル艇に抜かれ7位に。
逆に世界チャンピオン艇がこんな所を走っている事に
ビックリしながらも何台抜かれんだろう…と
暗い気持ちになって来ました。
でも波が出てたのと、体力的な問題か10週目で
旧ブッシェル艇の真後ろまで追い付き、
もしかしたら抜けるんじゃないか?というところまで近づけましたが
やっぱり抜く事は出来ず7位でゴールでした。
MOTO2
MOTO1できっちりペナルティーを取られたので
今回はちゃんと2列目に並んでフライングもせずスタートをしました。
スタートと同時に後ろから物凄い勢いでブッシェルに抜かれ
1周目ホームストレートは7位で通過、
その後中国のブッシェル艇にも抜かれ8位になったのですが
まさかまさかのブッシェル艇が2台とも壊れ6位に浮上。
その後は抜きつ抜かれつもなくそのままの順位で、
最後まで踏ん張って6位でゴール。
結局6-6で6位入賞でした。
今回も応援頂きましたスポンサー様、お手伝い頂いた方々、
日本から応援してくださった皆様、本当に有難うございました。
次のレースは来月のJJSF第一戦になりますが
また頑張りますので応援宜しくお願い致します。
マリンメカニック#1 生駒 淳