小原 聡将選手レポート! (IJSBAワールドファイナル)

Posted on 11月 1, 2013 in News, レース

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2013 Hot Products IJSBA World Finals

開催日:10月6-13日

開催地:アメリカ合衆国 アリゾナ州 レイクハバスシティ

 

出場クラス

Pro/Am Ski Lites
Pro/Am Ski Limited
Pro Ski Open

結果

Pro/Am Ski Lites
予選:6位
Moto#1:2位
Moto#2:8位
総合:6位

Pro/Am Ski Limited
予選:3位
Moto#1:4位
Moto#2:5位
総合:3位

Pro Ski Open
予選:5位
Moto#1:12位
Moto#2:8位
Moto#3:11位
総合:10位

 

Pro/Am Ski Lites

このクラスは発売状態で85馬力以下である、カワサキのSX-RとヤマハのSuper-Jet限定のクラスです。カワサキよりもヤマハの方が改造制限が広いため有利であり、特にノルウェー勢のヤマハが群を抜いて速いのです。私はSX-Rを使用して出場し一昨年にこのクラスで2位になったため、そのヤマハにリベンジするために参戦をしました。
このクラスはフルグリッドの20艇でのスタートでした。そのうちノルウェー勢は6人のエントリーがありました。今回のスタート方法自体は例年同様にラバーバンドでのスタートなのですが、スタートのタイミングが全くと言っていいほど異なり、ほとんどの選手がタイミングをつかめずにフライングをする選手が続出しました。
予選ではスタートグリッドは抽選で決まり、インコースの内側から4番目の場所からのスタートでした。スタートでは出遅れてしまい、インコースの6位で合流では11位でした。その後は予選の周回数の6周という限られた周回数の中で、チョイスコースや3点ブイを外から抜きにいくなどの方法で毎周1艇ずつ抜き、6位で予選を通過する事ができました。

Moto#1ではヤマハよりもトップスピードが伸びないために、インコースの3番目からのグリッドを選びました。スタート前にセルモーターと電装ボックスが繋がっている+の線が断線し、どうにか直結させてエンジンをかけたものの、危うくスタートができないというトラブルに見舞われました。しかしこのトラブルのお陰か焦りと共に緊張がほぐれたのか、ラバーバンドの下をくぐるようなスタートを決める事ができ、インコースの2位で合流では3位でホームストレートを通過しました。レース中盤でどうにか2位の選手を抜くことができたものの、その時には1位の選手との距離が離れてしまい追い詰める事ができずにゴールとなりました。
Moto#2ではインコースのポールポジションでのスタートでした。1度目のスタートは完璧でホールショットが確実だったものの、他の選手のフライングにより再スタートとなりました。2度目のスタートでは若干遅れてしまい、インコースの4位で合流では9位でした。その後すぐに8位に上がる事ができたものの、ストレートで離されてしまうヤマハ勢を追い抜くことができず、なかなかチャンスを作ることもできずに8位のままゴールとなってしまいました。

 

 

Pro/Am Ski Limited

このクラスでは2ストローク・4ストローク共に出場できるクラスではありますが4ストロークのターボ艇が毎年Top3を独占しています。その中私は昨年に2ストロークのみのクラスで世界チャンピオンになれた自信をもとに、“挑戦”という意味でこのクラスに参戦をしました。
予選では抽選でアウトコースからのスタートになりました。スタートのタイミングも良く、1ブイの中盤までは一番前を走っていました。しかしストレートの長いアウトコースではトップスピードの速い4ストローク勢に有利であり、アウトコースの3位で合流では5位でした。その後2周目に4位の選手のミスを突いてコーナーをクロスに入って抜き4位に浮上しました。また、レース中盤にもチョイスコースを上手く使い、3位まで浮上しました。しかしそこからは2位の選手に追いつくことができず、3位でのゴールとなりました。
Moto#1では、インコースからのスタートを選びました。1度目のスタートでは他の選手のフライングでやり直しになり、2度目のスタートではゴムの下をくぐっていくような抜群のタイミングで抜け出しました。しかしインコースの1ブイまででも4ストロークの方が速く、どうにかインコースの3位で合流では5位でホームストレートを通過しました。その後すぐに1艇の4ストロークを抜いて4位に上がるものの、そこからは追い抜くことができずに4位のままでのゴールとなりました。
Moto#2でもインコースからのスタートを選びました。スタートのタイミングは悪くなかったものの、やはり1ブイまでの後半以降にトップスピードで負けてしまい、インコースの4位で合流では7位でした。その後レース中盤までにどうにか頑張って5位まで上がったものの、4位の選手を追い抜く事ができずに5位でのゴールとなりました。

世界第3位を獲得!!

 

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Pro Ski Open

今年もジェットスポーツの最高峰クラスであるPro Ski Openに出場しました。ただ、他のチーム員がレースに使うなどの理由であまりテストができず、予選当日にポンプを交換するなどバタバタした中での出場となってしまいました。また、マシンの速度的にトップの選手と20km以上差があった為、とても不安でいっぱいのまま予選へ行くことになりました。
予選の私のグループには16艇の出場者がおり、上位9位が予選突破のボーダーラインでした。2位までしか上がれない敗者復活戦に行ってしまうとマシン的に予選落ちがほぼ確定なので、どうにか9位でもいいので予選通過を目標にスタートをしました。スタートのタイミングは良かったものの、全ての選手に1ブイまでに抜かれていってしまいました。しかし合流時に最後尾にいることは予選落ちを意味するので、半ば強引ながらも頭を使って順位を上げていき、ホームストレートを10位で通過しました。自分より前にいる選手の頭数を数え、自分が9位以内にいないことがわかると、“死ぬ気で順位を上げるしかない!!”と思い集中して走りました。その後は前を走っている選手とのスピード差がはっきりわかるほど違ったものの、チョイスコースやログジャンプを上手く使いレース終盤には自分でも驚きの6位までに順位を上げていました。最終ラップに5位の選手を鼻差で抜いて5位に上がってのゴールとなりました。
Moto#1はフルグリッドの20艇でのスタートでした。マシンを考えてこのクラスもインコースからのスタートを選びました。スタートのタイミングは完璧に良かったものの、インコースのラバーバンドがなぜか切れないというトラブルが起こりました。それに戸惑って一瞬アクセルを抜いてしまった隙に全艇に行かれてしまい、再スタートにもならず最悪のスタートなりました。当然インコースの最後尾で、合流では17位でホームストレートを通過しました。そこからはどうにか2周に1艇のペースで追い上げていく事ができ、5艇抜いて12位でのゴールとなりました。
Moto#2では、2度もフライングでの再スタートになり、3度目でようやく緑旗が振られました。相変わらず1ブイまでにどんどん離されていってしまうものの、ラインを考えて走り合流では12位でホームストレートを通過しました。その後ログジャンプを上手く超えられるようになり、そこから順位を上げやすくなる事ができました。レース中盤までに4艇を抜いて8位まで上がることができたものの、7位の選手との距離が離れていてしまっていてそのままの順位でゴールとなりました。
Moto#3が今年のワールドファイナルの最後のレースでした。Moto#2までの総合順位ではTop10に入っていたので、どうにかその順位をキープできるように、そして悔いを残さないように走ろうと思いました。スタートを誰よりも速く切れたものの、後ろからスピードの乗った選手に明らかな斜行を受け、その選手の引き波に乗ってしまった間に何艇かに抜かれてしまいました。ホームストレートを14位で通過し、今まで同様に確実に順位を上げて9位まで上がることができました。しかし、焦りのせいか1度ミスブイをしてしまい、イレイザーブイを回っている間に11位まで落ちてしまいました。その後は順位を上げることができずに11位のままでゴールとなりました。

世界最高峰プロクラスにおいてTop10を獲得!!

 

 

 

レースを終えての感想

今年のワールドファイナルも事故なく無事に終える事ができました。今回の結果に関しましては“良く頑張った!!”と自分を褒められるような結果であったと自負しています。用意されたマシンでのベストリザルトであったと思います。リミテッドのクラスでは2ストロークが不利な中、運も味方につける事ができ、3位表彰台に乗ることができました。またプロスキーでは他の選手との圧倒的なマシンの差があったものの、去年は達成のできなかったTop10に入ることができました。
ただ、このような結果を残すことができたのも一重にスポンサーの皆様のご支援・ご声援のお陰であります。ありがとうございました。
次のレースは11月にマレーシアでのレースを予定しています。このマレーシア戦はタイのキングスカップに向けての最後の調整になるので、良い結果を残せるように頑張ってきたいと思います!!
今後とも応援の程宜しくお願い致します!!

 

 

Team WPS Japan
小原 聡将

 

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