aquabike Japan Rd.4
JJSF 全日本ジェットスポーツ選手権 第 6・7 戦

 

開催日
7/21・22

開催場所
愛知県 ラグーナビーチ蒲郡

出場クラス
SKI GP1
BRP SPARK CUP

使用マシン
ProWatercraftRacing 製 Pro Force
BRP 製 SPARK 2up

結果
SKI GP1 第 4 戦
グリッド予選:4 位
決勝:5 位(赤旗によりレース中断)

BRP SPARK CUP
第 6 戦
グリッド予選:1 位     決勝:優勝

第 7 戦
グリッド予選:5 位
決勝:3 位

 

 

シーズン中最も酷暑となる 7 月の蒲郡大会が先日行われました。大会当日の外気温は両日ともに 37 度近くに達し、海水はぬるま湯に感じるほど水温も上昇しておりました。そのためエンジンはオーバーヒートを起こしやすく、対策を事前に行っていてもマシンのパワーダウンは否めない程でした。また、今大会では aquabike Japan の SKI GP1 クラスへの参戦のみではなく、JJSF シリーズの BRP SPARK CUP へのスポット参戦も致しました。スパークカップは 3 年ぶりの大会参戦となり、急遽参戦が決まったため練習をあまりできない状態で大会を迎え多少の不安を感じながらのレース参戦となりました。

 

 

aquabike Japan
SKI GP1 第 4 戦

 

グリッド予選のスタートグリッドはインコースの大外からでした。スタートはタイミング良く決まりインコース最内のマシンと並ぶようにして 1 ブイを旋回しました。スピードを乗せて旋回を行っていきましたがホールショットは惜しくも取れず、インコースの 2 位で合流でも 2 位のまま 2 周目を通過しました。その後は残る周回数をフルに使って 1 位に猛プッシュをかけ続けましたが最終ラップの合流でも追い抜くことは出来ず、インコースから決勝をスタートするために 3 位と 4 位の選手を先行させて戦略としての 4 位でゴールしました。

決勝はインコースのポールポジションからスタートしました。スタートは予選同様にタイミング良く決まり、インコースの 2 位で 1 ブイを旋回しました。しかしフライング艇がいた為に再スタートとなりました。
再スタートでは加速の瞬間にマシンを跳ねさせてしまったために出遅れてしまい、インコースの 3 位で合流へと向かいました。合流ではアウトコースからの選手に続いて 6 位でホームストレートを迎え、ホームストレートエンドのコーナへの突っ込みで 5 位の選手をパスして順位を 1 つあげました。その後は順位を上げるべく 4 位の選手と毎周回チョイスコースで分かれますが追い抜きには至らず、逆に 6 位の選手にパスされてしまう悔しいポジションダウンとなりました。その後レースが中盤を迎え“これからだ”という際に 2 位を走行していた選手が転倒したことで順位が 5 位へと浮上しましたが、その選手がレスキューで運ばれたことで赤旗中断となり、その際の順位でレースの着順が決定されてしまいました。

 

 

 

 

JJSF シリーズ
SPARK CUP 第 6 戦

 

グリッド予選のスタートグリッドはインコースの内側より 4 番目からでした。スタートではインコースの 2 位で 1 ブイを旋回し、合流ではアウトコースからの 2 艇に続いて 4 位でホームストレートを通過しました。グリッド予選は 4 周と短いレース周回数ではありましたが、1 周 1 艇のペースで確実に抜いて行くことができ、1 位で予選を通過することが出来ました。

決勝はインコースのポールポジションよりスタートしました。スタートで若干出遅れてしまったこともあり、インコースの 4 位から合流地点での順位は 6 位となりました。しかしすぐに1周目の最終コーナーで5位へと順位を上げることが出来2周目へ突入しました。
2周目ではホームストレートエンドのコーナーで4位の選手がミスをしたために順位を1つ上げることができ、チョイスコースの合流で 3 位の選手も抜いたため 3 周目には 3 位まで浮上することができました。そして同様に 3 周目、4 周目とチョイスコースを利用することで 1 つずつ順位を上げることができ、レース中盤には 1 位まで追い上げることができました。その後は 2 位以降との距離を徐々に引き離して行くことができ、無事に第 6 戦を優勝致しました。

 

 

 

SPARK CUP 第 7 戦

 

グリッド予選はアウトコースの内側より 4 番目でのスタートでした。スタートではアウトコースの 4 位で合流へと向かい、合流では 7 位で 2 周目を迎えました。第 6 戦同様に毎周ごとに順位を上げていきましたが、僅かな周回数では 4 位まで順位を上げることが精一杯でした。

決勝はインコースの内側から 3 番目でのグリッドよりスタートしました。スタートのタイミングはとても良かったものの 1 ブイに到達するまでに 2 艇に先行されてしまいインコースの 3 位で合流へと向かいました。合流では 6 位となり、昨日の第 6 戦と同様の展開で 2周目を迎えることとなりました。しかしチョイスコースにおけるアウトコースの優位差があまりにも大きかったことから第 6 戦のようなペースで追い上げて行くことはできず、 2 周毎に 1 艇ずつのペースで追い抜いていき最終ラップでは 3 位での通過となりました。全てのコーナーを集中して曲がり最後のチョイスコースに賭けましたが順位を上げきることはできず、3 位で第 7 戦を終えました。

 

 

 

レースを終えての感想

 

今大会もひとまず怪我なく無事にレースを終えることができました。新たなサポートもあり今大会のみのスポット参戦を果たしました SPARK CUP の第 6 戦では、優勝することができとても嬉しく思っております。
しかしメインレースであった aquabike Japan の SKI GP1 クラスでは当初の目標である優勝はおろか、表彰台に上がることも出来ませんでした。また、開幕戦から含めても一度も表彰台に乗れていないため、今大会こそはと強く意気込んでの参戦ではありましたがその気持ちとは裏腹に結果を残すことができずとても悔しい感情でいっぱいです。特に今大会では、レースが中盤を迎えこれからと言う時にレース中断となってしまった事は本当に痛手であり、このような状況になることを想定しスタートから前に出ることのできるマシン作りの必要性を強く痛感致しました。
aquabike Japan のシリーズ戦も残すは 9 月 15・16 日に行われる最終戦のみとなりました。最終戦では有終の美を飾ることが出来るよう残りの 2 ヶ月弱の時間をマシン製作にしっかりと費やし精進して参りたいと思います。
今シーズンのレースも残り僅かとなりましたが、今後とも変わらぬご支援・ご協力のほどよろしくお願い致します。

 

 

Racing Sports Club MEIEN
#37 小原 聡将