JJSF第1戦 大阪二色の浜大会
2015年4月18―19日
出場クラス PRO R/A OPEN
今回の大会が2015年の初戦になりました。
例年ですと年明けからUAEの大会があるのですが、 今年は海外遠征を控え国内の大会とマシン開発に集中しようと言う 事で冬季の間も日本でマシン開発をして来ました。
その際スポンソンの開発にも携らせて頂いたおかげでマシンの挙動 や微妙な違和感を感じられる力が少し養われたと思います。 そして乗り比べる事により練習にもなったので今回のレースはいつ もより自信がありました。
まず土曜日に行なわれた予選ですが、 グリッドはアウトコースの大外、1番外側でした。
これは自分的には非常に良いグリッドでした。 万が一出遅れても握って行ける自信があったので5番ブイまで全開 で行けば追い付き追い抜ける予定でした。
当日は大荒れの海面で全開で行ける人はそんなに居ないと思ったの で気分的にも楽でした。
スタートと同時にアンチラグボタンを離したのですがその瞬間ホー ルショットと分かるようなスタートが切れました。海面は荒れていたのですが自分的には非常に乗りやすく感じること が出来ました。これは練習とスポンソン開発のおかげだと思いながら全開で走りま した。
インコースとの合流も1位でインコースのトップとの差も少しあっ たので後は飛ばないようにペースを落としそのまま1位でゴール致 しました。
日曜日の決勝
昨日とは打って変ってベタベタの平水でした。
予選1位なのにグリッド決めで自分はアウトコースの大外を選んで しまいました。
昨日上手く行ったので今日も上手く行くと勘違いしてしまいました 。
スタートは1度フライングがあり2度目の再スタートになったので すが、アンチラグの特性上2回目だとカブリ気味になってしまい、 スタートが出れませんでした。 かなり出遅れてしまい大外からアクセルを全開握って行ったのです が全然TOPに追い付かない程差が開いてしまいアウトコースの2 番、合流4番でホームストレートを通過しました。
その後ホームストレートエンドのブレーキングをせず全開で進入し 1台抜き3位に上がりました。 その後も必至に前を追いかけ4週目の合流で2位に追い付き最終コ ーナーの2点ブイをアウト側から全開で握って行きサイドバイサイ ドからのホームストレートで前に出ました。
その時すでにTOPとの差がホームストレート分くらい開いていま した。 でも諦めずに追いかけていると7週目に周回遅れが見えTOP艇の ペースが落ちたのが分かりました。 8週目TOP艇が選択で周回遅れに捉まりスローダウンしている間 にインコースから抜きTOPに出る事が出来ました。
その後は落水しないように、 マシンを労るようにペースを落とし確実にTOPチェッカーをうけ る事だけに集中して走り、 途中周回遅れを3台上手くパスする事も出来そのまま無事1位でゴ ールすることが出来ました。
今回1位でゴールした事は勿論うれしかったです。
しかし更にうれしかったのは会う人みんなが「 こまちゃん感動した!!」とか「 凄い興奮した良いレースだったよ~」と言ってくれた事でした。 ホールショットからブッチギリでゴールするのがライダーやメカニ ックとしては理想ですが、 観ている人からするとやはり抜きつ抜かれつのレースの方がレース の醍醐味が観れて良いのだと実感しました。 そしてこんな自分でも人を感動させたり興奮させるようなレースが 出来、 更に結果が1位だったと言う事は申し分の無いレースになったと思 います。
これからも観に来た人が興奮したり感動したりするようなレースが 出来るようまた練習に励みます。今回も応援、 サポートありがとう御座いました。
マリンメカニック#86 生駒 淳