2019 World Finals レースレポート

 

 

毎年アメリカ レイクハバスで行われるレースに初めて参戦してきました。

このレースは世界各国からトップライダー達が集まり名誉を求め競い合います。

僕は今回Sports GP class に出場しました。エントリー台数は22台でした。予選なしでスタートグリッドにそのまま22台が並んでのスタートだったのですごく激戦区でした。

 

 

Moto1 ライダーがレース前に集まり1人ずつピンポン玉を箱から手に取りピンポン玉に書いてある番号がグリッドの順番になります。僕が引いた数字は3番でした。3番はインコースグリッドの2番目なのですごくラッキーでした。そして、ライダーが引いた番号でグリッドに並びレースを行います。全てのライダーが並び終わり横を見渡すとすごい数のライダーが並んでいたのでものすごくドキドキしてきました。そして、エンジンスタートの合図がだされシグナルが変わりアクセスを握るとタイミングが完璧でそのままホールショットをとることができました。インコース11台の中でのホールショットは最高に気持ちよかったです。そしてアウトグリッドとの合流でアウトコースが早かったのでアウトコースのホールショットをとったセッツーラ選手が1番で僕が2番でした。セッツーラ選手は僕がずっと追いかけていた選手なのでその選手の後ろを走っているときはすごい興奮、そして追い抜いてやると思い全力を尽くし追いかけました。しかし、台数が多いため3周目あたりから周回遅れがすこしずつでてきて抜いたりしているうちに少しずつセッツーラ選手との差がでてしまいそのまま追いつくことができず2位でフィニッシュしました。しかしこの大きな大会でこの結果はすごく嬉しく、次のMoto2では1番取って優勝してやると思いました。

 

 

Moto2 今回のグリッドの決め方は着順にすきなポジションを選びスタートします。レース前にチームですごく次のグリッドはどうするかとミーティングをした結果インコースの1番をとることにしました。当然ここでも流れがきていたのでインコースのホールショットをとることができました。しかし合流でアウトコースからセッツーラ選手、2018 World Cup Champion のクリスチャン選手が1番、2番で僕が3番でした。クリスチャン選手も目標にしていた選手の1人で合流3番だったのですが絶対抜いてやると考えているとすごくテンションが上がってきて楽しかったです。何度か抜けそうな瞬間はありましたが、猛烈にアタックしているうちに周回遅れのライダーが出てきてクリスチャン選手へのアタックや周回遅れを抜いたりしているうちに力が入りすぎ体力がすごく消耗してしまい後ろの選手抜かれてしまい5位でフィニッシュでした。

 

 

総合ポイントで3位でしたが、優勝も見えていたレースなだけすごく悔しく言葉もでず、ただただ自分に腹が立ち嬉しくありませんでした。

そして表彰式が始まるまで悔しかったのですが大きな舞台で3番で呼ばれたときにはすこし誇らしさに変わり全力で喜びました。

今回も自分1人のためにたくさんの人達が協力してくれました。アメリカに行く前日には所属しているチームのBell Factoryに壮行会を設けてもらったり最高のマシンを作ってくれたメカニックの藤江さん、応援手伝いに来てくれた家族やいっしょに行動してくれた方々やチーム員そしてスポンサー様には本当に感謝しています。次はタイで行われるWorld Cupが控えているので最終調整を行い全力を尽くしたいと思います。今回も応援してくれた方ありがとうございました。