2021-2022 Jetski world series &King’s cup の参戦報告です。

 

 

Jetski world series (WGP1) はヨーロッパ、アメリカ、タイでレースがあり、それぞれの順位での総合ポイントでシリーズチャンピオンが決まります。自分はこのシリーズ戦に参加するのは3回目です。2019年に初代チャンピオンになることができ、2020年は総合2位でした。
そして2021年たくさんの方々のお陰様で再びシリーズチャンピオンを取ることができました! 本当に皆様ありがとうございました。
万全のサポートをしてくれる家族、世界一のチームBell Factoryのチーム員の皆さん、スポンサー様、応援くださった皆様本当にありがとうございました!
皆様の1つ1つの働きでとれたトロフィーです。トロフィー奪還した際に、このトロフィーはチームでとれたものだと強く思いました。自分はこれからこのトロフィーを胸はって保持できるようライダーとしてできることを行動していこうと思いますのでこれからも皆様、よろしくお願いします。

 

 

そして、最終ラウンドでもあるKings cup 2021-2022の結果は3位という形で終了しました。3位入賞ですが、自分の実力を出し切ることができず悔しいレース内容となってしまいました。

 

Moto1 グリッド抽選でインコースの大外からのスタートでした。スタートタイミングはよかったのですが内側の選手達も完璧のスタートでインコース側で3番となり、アウトコースの選手達と合流するホームストレートでは5番でした。相手選手達のマシンも好調で、海面も平水だったため4番までしか上がることができずMoto1は4位となりました。

 

Moto2 は午後からのレースで風も吹いて、波もでてきて自分の好きな海面のコンディションでした。スタートグリッドはインコースの1番内側でした。スタート出遅れてしまい、アウトコースとの合流6番でした。海面が自分の好きなコンディションであったこと、自分のスキルに自信があったので合流5番でしたが冷静にレース展開を作ることができ2番まで上がることができました。トップを走っていた選手に追いつきプレッシャーをかけ続けましたが、世界戦でチャンピオンを何度もとっている選手ともありミスすることなく最後まで僕の前を走っていました。しかし、ここで自分の全力を出し切れたら抜けたかもしれないとレース直後強く思い悔しかったです。彼はタイのセッツーラ選手で自分がレースを始めた頃は格上の選手で当初から尊敬しているライダーであります。悔しい反面、後ろから彼のライディングやレース展開を見ていてものすごく今回も勉強になりました。

 

 

レース2日目 Moto3では合流3番で最後まで順位を上げることができず3位でフィニッシュしました。全くレースでキレがなく、思うようにマシン操作をできなかったことがものすごく悔しかったです。レース中に何度もなぜだ、なぜだと思ってしまい少し焦りもでてしまい不発のmoto3となってしまいました。

 

そして最後のmoto4。気を取り直してレースに挑みましたがmoto3の自分のコンディションが直ることなく、同じ3位と結果終わりました。

 

2位選手と2ポイント差で3位となりました。今回のレース改めて世界戦とは難しいものだと痛感しました。その反面まだまだ自分が成長できるポイントがたくさん見えたので、また1から自分を見直して次のレースまでには数段レベルアップできるよう練習や日々ライダーとして取り組めることを行動していこうと思います。

 

2021年度も皆様本当にありがとうございました! 2022年度は自分のレース人生において、1つのターニングポイントにするつもりです。まだまだ片野丈一郎は成長し、いずれは日本のジェットスキー業界を引っ張っていける存在の1人になれるよう頑張りますので応援よろしくお願いします。

 

 

片野丈一郎