UAEチャンピオンシップ  Round2 ドバイ大会

日時:2014年1月18日
場所:ドバイ
出場クラス:PRO R/A GP

1

 

午前中の最後に自分が出たPRO R/A GPが行われました。

グリッドに並ぶメンバーは世界TOPレベルです。

ワールドファイナルで世界2位になったBOTTIや世界一の速さを見せたハンガリーのH5のKASZA、そしてUIMチャンピオンのYOUSEF、ドバイ皇太子チームのKHALIFAなどメンバー的には誰が勝ってもおかしくないメンバーがそろいました。

 

 

まずはグリット決めです。

ピンポン球を引き、書いてある番号がグリットなのでここで大きく運命が変わります。

自分が引いたのは1番! インコースの1番イン側! 1番いい所を引いた!と喜んでいるとレースディレクターに1番はインコースの1番外側だと言われました。

冗談かと思い何度も確認しましたが何故か1番がインコースの1番外側でした。

仕方なくそこのグリットに入りレーススタートです。

 

全部で16艇。 スタートと同時に飛び出しました。

中々良い感じだったので横を見ると自分が1番先頭に飛び出していました。

これはチャンスと思いイン側に寄せて行けば行ける!と思った瞬間、隣のH5に軽く追い抜かれ、その内側の艇にもどんどん抜かれて行き、結局外に追いやられてしまったのでインコースの最後位で合流。

たぶん10番手位で2周目に入りました。

 

2

 

最初は速くてもすぐに壊れて居なくなるのがGPレースなので諦めずに前のライダーが潰れて行くのを信じ走っていると、1台また1台とやはり潰れて行きました。

5番目位まで順位を上げましたがTOP3には届かないかなーと思った10週目に今度は自分のJETの調子が悪くなりスピードダウン。

何とか走れそうだったので完走を目指そうと思って暫く走っていると今度はエンジンが止まり急にオイルの匂いがしてきました。

これはただ事ではない、と思いエンジンを掛けずに引っ張ってもらいテントに戻りました。

陸に上げてからもう一度セルを回すとガツ!と言う音がしてクランクが回りませんでした。

原因はピストンが欠けコンロッドに引っかかっていました。

この状況では午後のMoto2に出る事は出来ないのでMoto2は諦めここでレース終了となりました。

 

3

 

今回は簡単には直らない致命的な故障となってしまったので、すぐに日本にマシンを戻しJJSF開幕戦までに完璧な状態にする事と判断し、今年のUAEシリーズ戦は断念する事になりました。

このような結果に終わり応援頂きましたスポンサー様には大変申し訳無く思っております。

その分日本の開幕戦までにはマシンを最高な状態に仕上げ、皆様が興奮して頂けるようなレースが出来るよう頑張りますのでまた応援の程宜しくお願い致します。

 

 

マリンメカニック#86 生駒 淳